私は、20代後半の専業主婦です。身長は低めで、BMI値は普通ですが、体脂肪率が30%台と高めなのがネックです。体重の割には、体のラインがぽっちゃりとしていて、締りのない下半身太りに悩んでいます。
もともと学生の頃からダイエットしていましたが、継続する気力がなく、すぐに飽きてしまい、三日坊主になることが多かったです。流行りのダイエットを試してみては挫折を繰り返す、そんな日々を過ごして、今日に至ります。
年齢のことも考えて、そろそろ引き締めたいとは思いますが、なかなか上手くいきません。特に、自分でも、これはやってはいけない、よくないなあと感じたダイエット方法があります。それは、油抜きダイエットです。
体脂肪率がネックだったので、油をカットした料理を食べればダイエットになるだろうと思ったのですが、それは甘い考えでした。
油抜きダイエットは味が飽きる!1ヶ月しかもたなかった
まず、肉料理は、脂質の少ない鶏むね肉を、蒸しあるいは茹でで調理しました。もともと、唐揚げや焼き肉が大好きなので、3日も経てば、もの足りなさを感じてしまいます。
味付けにもほとんど脂を使わず、ポン酢や香味野菜を使ったタレで食べたので、脂が恋しくなり、精神的にとても辛かったです。
野菜料理に関しても、油炒めなどは避け、蒸し野菜やサラダを食べました。こちらもドレッシングは基本的にノンオイルのものを使ったので、味気なく感じてしまうのは必然のことでした。
ほかにも、油を使ったお菓子や、飲み物などを極力避けて暮らしましたが、継続するのはかなり難しいことだと感じました。
結局のところ、油抜きダイエットは、1ヶ月も続きませんでした。体重も変化もあまりなく、むしろ心身ともに疲労感を大きく感じてしまう結果となってしまいました。
油は体に必要なもの!基礎代謝が落ちて痩せにくくなる
なぜ、油抜きダイエットが体に悪いのか、そして続かないのかを考察したので、以下に記します。
まず、油というのは、体にとって必要不可欠なものだからです。脳を構成する成分には脂質が含まれおり、必要量の油を摂取しないと、集中力が持続しない、ボーっとしたり、イライラするなどの、症状が出てしまいます。
私も、このダイエット中は、必要以上にカリカリしてしまい、些細なことで苛立ったり、落ち込みやすくなっていた実感があります。
また、細胞の生成にも脂質は欠かせません。油を欠いた食事をすると、肌がボロボロになったり、内臓や筋肉の働きが悪くなったりするのです。
私自身、油を抜いたら、余計にニキビができやすくガサガサの肌になり、体もだるく感じたので、やはりこのダイエットは危険な方法だと思います。
さらに、内臓や筋肉の働きが悪くなるというのは、つまり、基礎代謝が落ちるということです。油を抜くと痩せにくくなるメカニズムはここにあります。
我慢は精神的によくない!反動でドカ食いをしてしまう
他にも、油抜きダイエットには落とし穴があります。それは、ダイエット後の精神的、肉体的な反動が大きくなってしまうということです。
もともと高脂質、高カロリーの食事が大好きな人が、無理に我慢をするのは、精神衛生上よくないだけではなく、体もリバウンドに蝕まれやすくなってしまいます。
油抜きダイエットから解放された時、私は、無性に、脂っこい料理や、スナック、ケーキなどが食べたくなっていました。その衝動に勝てるわけもなく、ドカ食いしてしまった結果、体重は元に戻るどころか、以前より増えてしまいました。
極端なオイルカットはダイエット中にしてはいけないのです。
ダイエットの基本は栄養バランスの良い食事をすること!
この失敗を通して学んだことは、何事もほどほどに行うということです。1日に必要な脂質はちゃんと摂取し、栄養バランスの良い食事を心がける。
これがダイエットにおいて大切なことだと思います。また、食事管理だけで痩せようとしない、ということも重要です。綺麗な体のラインを作るには、ある程度体も動かし、筋肉を増やす。
そうすれば基礎代謝も上がり、理想の体型に近付くことができます。極端な考えを持たず、自分に合った方法を見出す、そして長期的に安全に続ける、それが美しく痩せるための鉄則だと思います。