30歳の男性で派遣社員をしております。私が太り出したのは20代後半に差し掛かかる頃でした。青春を陸上競技に捧げ、中、高、大とやり投げをし、社会人になってからも出来る限り競技を続けてきました。

陸上の練習はもちろん走ること。毎日毎日走ってばかりいました。投てき競技なのでウェイトトレーニングもかかさずに行い、現役時代はムキムキでとてもいいガタイをしていました。

夏になると海へ繰り出し、鍛えた体を遺憾なく発揮いたしました。体を鍛え初めて筋肉がついてくると自信がつき、ナルシストになる傾向が多い気がします。私もその一人でした。

引退後は体重が100キロを越えてしまった!これを機にダイエットを決意

さて、問題は引退した後です。スポーツ選手は引退した直後からブクブクと太り出す人が多く、一度太るとなかなか痩せることができません。なぜなら動く量が減っても食欲を減らすことはなかなかできないからです。

私も見事もその罠にはまり、現役時代から20キロ以上太ってしまい、体重はなんと100キロを超えてしまったのです。飲み会の日々が続き20代で痛風にまでなる始末。

健康診断ではコレステロールが過剰と診断され、再診を余儀なくされました。それから私はダイエットすることを決意し、地獄の日々が始まりました。

カロリー制限、有酸素運動、基礎代謝を上げるためのウェイトトレーニング。この三つを軸にダイエットをスタートしました。

ダイエットを開始したが食欲だけは抑えられない!痩せないのでストレスで過食が始まる

野菜の中心はブロッコリー、納豆を必ず取り、ビタミン摂取はサプリメントを購入。モチベーションを上げるためにランニングシューズを買い、ウェアも揃えました。

ダイエットを始めて一番きついのは食欲を抑えることです。私は物欲があまりなく、普段買い物にはほとんど行きません。出世欲などもなく、無欲だよね、と言われたりします。

しかし、食欲だけは止めることができません。仕事や家庭のストレスから逃げるのために食べて食べて食べまくってしまうのです。

焼肉食べ放題に行った時は、仲間と共に100人前以上を平らげてしまい、店の方にもう勘弁してくれといわれたことがあるくらいです。

それから数ヶ月が経ち、体重計に乗ると、ほとんど変わっていませんでした。私は絶望し、もう無理だ、痩せることなんてできないと諦めてしまい、また過食が始まりました。

食べれない場所へ行こう!断食のはじまりです

食べる度に罪悪感に苛まれ、もうどうにもなれと自暴自棄に陥ったのです。青春時代は自分に負けることなく走り続けました。練習を終えた後でも、もくもくと走り続けたのです。

自分に負けることがあんなに嫌だったのに、一体俺はどうしてしまったんだと心底自分を嫌いになりました。そこでスイッチが入ることになります。

中途半端にやっているからダメなんだ、やるなら全力でやるしかない。食べなきゃいいんだ。食べ物のない場所へ行けばいいんだ!とふと思いつき、私はすぐ行動に移すことにします。

その方法とは、断食修行です。

断食は何もする事がない!ひたすら漫画を読んでいた

インターネットで検索するといくつかの道場が見つかりました。丁度もう少しで夏休み。ここを全て断食に使うしかない。私は決心し、道場へ向かうことになります。

決心すると不思議なもので不思議と食欲も減り、少しずつ体重は落ちていき、ついに道場へ入りました。大きな畳の部屋には何もなく、係の方が布団を出してくれ、広大な部屋にはポツンと寂しく一人分の布団だけが置いてあります。

その時は珍しく私しかおらず、離れた部屋に女性が数人いるようでした。食べ物は禁止、水だけオーケーということで、早速修行開始です。

期間は一週間。絶対に負けないと心に決めました。とは言っても特にやることもありません。ルールでは起床時の体操、掃除、15時のチェック、消灯さえ守ればあとは何をしてもいいということでした。

私は漫画が好きなのでひたすら漫画を読み、日向ぼっこをし、瞑想、ストレッチ、時々雑談し、漫画を読む。その繰り返しです。

初めはめまいがしたが、不思議な事に頭がすっきりしてくる

3日が過ぎるころ、体に異常が出始めます。目まいがし、変な汗が出るようになってしまい、それでも横になって寝ていれば問題なく過ごすことができました。

一番きつかったのは5日目です。頭がぼーっとし、思考能力はなくなり、あまり漫画を読むこともできなくなりました。ちなみにこの時すでに体重は6キロ減り、鏡を見ると頬が不自然にこけているようでした。

そして6日目、不思議なことが起こります。頭の中がやたらとクリアになり、気分が良くなってきたのです。聞けば消化に使うエネルギーがないので腸が休まり、頭がすっきりすることがあるのだそう。

7日目にはフラフラもせずに普通に電車で帰ることができたのです。体重計に乗ると、なんと80キロ台になっていました。約10キロ落ちたことになります。

断食が終わると食べたいものを毎日食べた!そしたら体重はも度に戻った。リバウンドです

私はとても嬉しくなり、ガッツポーズをしました。道場にいる間は何もできないので、ひたすら食べたいものを書き出す作業に没頭し、第一位にはハンバーガーがランクインしていました。

そして事件は駅で起こりました。赤い看板の店が目に入ってしまったのです。私は迷うことなく来店し、注文してしまいました。しかもセットで。

それから毎日、食べたいものリストに書いてあるものを片っ端から食べる日々になり、体重は元通りになりました。明日はラーメンを食べに行く予定です。

漠然としていてはダメ!明確な数値を決めないとダイエットは成功しない

漠然とダイエットをすることではなく、漠然と健康を目指すのでもなく、具体的な数値を設定しなければ明確な行動に移すことはできないということです。ただ体重を落としたいという決意で断食に挑戦しましたが、結局リバウンドしました。

数値を決めること。摂取カロリー、体重、コレステロール値、これらを項目ではなく数値として認識し、行動する。夕食を減らすのではなく、一日の摂取カロリーを500kcal減らす。より目標を具体的に分ける。これによってモチベーションに変化がありました。

漠然とした感情と行動では意味がないということ。これが私が得た教訓です。